新規プロジェクト『3歳女児に、そこそこのハロウィン仮装を準備せよ』
「当日は仮装して登園をお願いします。」
さらっと伝えられる先生からの事務連絡。
一大プロジェクト始動が宣告された瞬間でした。
保育園のハロウィンパーティ、先生と子供たちの小さなイベントです。
必要なのは気持ち程度の仮装。
とはいっても、たかがイベント、されどイベント。
子供が楽しみにしていることはもちろん、全員の集合写真が全保護者の目に映るとなれば、親としてもある程度のクオリティは欲しいのです。ええそうです、見栄っぱりです(真顔)
求めるのはそこまで本格的でなく、でも手抜きでもない絶妙なポイント。
そう、『そこそこのハロウィン仮装』なのです。
1歳2歳は何とか乗り越えてきました。
ハロウィン自体あまり理解していないので、されるがまま着せ替え人形になってくれます。
1歳のときは黒猫でした。
初のイベントに恐れ慄き、しかし仕事で忙しいなか考え着いたのは超簡単仮装で乗り切る戦法です。
100均の猫耳カチューシャ、黒いアームカバーで作った尻尾、アイライナーで描いたヒゲ。
本格的ではなくも、それなりの見た目になりました。
2歳は魔女のキキ。
イベント2回目で慣れたからか、なぜかやる気満々で黄色のカバンとジジのブローチを自作しました。裁縫苦手なのにようやったな。
そもそも娘は魔女宅を観たことがありませんが、よくわかってない2歳児はされるがままにキキになって登園。
既製品の服&手作り小物で、これもまぁまぁの出来となりました。
問題は、知識が増え自我が顕著になる3歳です。
黒猫→キキ、ときたから次はトンボかなぁなんて親はのんびり考えていましたが、3歳女児にそんな提案が受け入れられるはずもなく。
母「ハロウィンの日に着ていく服なんだけd」
娘「ぷりんせすがいい(即答)」
プリンセス一択。
そうです。大多数の3歳女児が愛するのは、プリキュアとプリンセスなのです。
目立ててオイシイ仮装なぞ、子供にとっては無意味なのです。
手持ちのプリンセス風ワンピースでは仮装が被った場合に見劣りしてしまうのでは…?
しかし姫衣装など作れるはずもない…。
いやでもハロウィンにしか使えないドレスに金を使うのか…?
無駄にうだうだ1週間悩み辿り着いた結果、気付けば親指一本で解決していました。
晴れて『楽天プリンセスコーデ、西松屋ティアラを添えて』の完成です✨
もう知らん!金で解決じゃぁ!!
購入したものはこちら。
そして当日。
教室はプリンセスのオフ会と化していました。
右を見ても左を見てもプリンセス。どこの舞踏会だここは。
前述通り、3歳女児にとってプリンセスこそ正義なのです。
プリンセスの群れを前にして、その他の仮装が圧されている状態です。これが数の暴力…(違)
そのプリンセスの群れの一部となった娘はとても嬉しそうでした。
OK!母はその笑顔が見たかったのです。
見栄とかいろいろ言いましたが、子供の喜びこそ親の喜び。笑顔が見れるなら細かいことはどうでもいいのです。
とりあえず終わったのです!(本音)
来年は本プロジェクトが2人分になって再来するだろうけど!今はいったん忘れて!ハッピーハロウィン!!